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Porgi amor|フィガロの結婚|歌詞「愛の神よ、安らぎを与えたまえ」

Porgi amor|フィガロの結婚|歌詞

フィガロの結婚 第2幕

第1幕では入れ替わり立ち替わりドタバタ劇の様相ですが、一転して第2幕は、夫の浮気を嘆く伯爵夫人の悲しみから始まります。「愛の神よ、安らぎを与えたまえ」は、伯爵夫人の悲しみが表現されています。

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Porgi amor qualche ristoro【歌詞と対訳】

Porgi amor qualche ristoro
al mio duolo, a’ miei sospir.
O mi rendi il mio tesoro,
o mi lascia almen morir.

伯爵夫人

愛の神よ、安らぎを与えて下さい
私の悲しみに、私のため息に
私に愛する人を返してください
せめて私を死なせてください

Porgi amor qualche ristoro【解説】

morir…死ぬ

愛する人が戻らないなら、死なせてください。夫の浮気に悩み、つい「死」という言葉が出てしまうほどに。

伯爵夫人の悲しみが、物語を進行させる力になります。フィガロの計画が失敗した後、夫人自ら計画を練り直して、伯爵夫人とスザンナで伯爵を懲らしめる計画を進めます。女たちの計画は成功し、伯爵が夫人に謝罪するのです。

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