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あなたの愛の呼ぶ声に|歌詞|ラ・ボエーム|D’onde lieta uscì

あなたの愛の呼ぶ声に|歌詞|ラ・ボエーム|D'onde lieta uscì

ラ・ボエーム 第3幕

ロドルフォとミミの関係はうまくいっていません。ミミの病に気がつき、ロドルフォは重荷に感じていたからです。ミミが別れを決意して歌うのが「ミミの別れ、あなたの愛の呼ぶ声に」です。

目次

「あなたの愛の呼ぶ声に」D’onde lieta uscì 歌詞と対訳

D’onde lieta uscì
al tuo grido d’amore,
torna sola Mimì
al solitario nido.
Ritorna un’altra volta
a intesser finti fior.
Addio, senza rancor.

ミミ

喜んで離れた場所に
あなたの愛の呼び声に誘われて
ミミは一人で帰ります。
孤独な巣へと
もう一度戻るのです。
偽物の花を織るために
さようなら、恨みっこなしよ

Ascolta, ascolta.
Le poche robe aduna che lasciai
sparse. Nel mio cassetto
stan chiusi quel cerchietto
d’or e il libro di preghiere.
Involgi tutto quanto in un grembiale
e manderò il portiere…

ミミ

聞いて、聞いて。
私が残したわずかな持ち物を
集めておいて。引き出しの中には
金の腕輪をしまってあるの。
それとお祈りの本
すべてをエプロンで包んでおいて。
門番を送ります。

Bada, sotto il guanciale
c’è la cuffietta rosa.
Se… vuoi… serbarla a ricordo d’amor!…
Addio, senza rancor.

ミミ

気をつけて。枕の下に
ピンクのボンネットがあるの
もしあなたがそれを愛の記憶として残したいなら。
さようなら、恨みっこなしよ

「あなたの愛の呼ぶ声に」の解説

a intesser finti fior.

偽物の花を織るために

お針子として、花の刺繍の仕事に戻ることを言っています。その後、ミミはパトロンを得ますし、ロドルフォはそのことに驚く様子はないです。ロドルフォの重荷にならないように嘘をついたのでしょう。

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