7 Chansons grises「L’Heure exquise」の歌詞と対訳。Reynaldo Hahn レイナルド・アーンによる作曲。歌詞はPaul Verlaineポール・ヴェルレーヌ。
目次
L’Heure exquise by Reynaldo Hahn 歌詞と対訳
La lune blanche
Luit dans les bois;
De chaque branche
Part une voix
Sous la ramée.
Ô bien aimée.
白い月が
森の中に煌めく。
あらゆる枝から
声がする
小枝の茂みの下で
愛しい人よ。
白い月が森に煌めき、あらゆる枝から茂みの下で声がする。愛しい人よ。
ramée…小枝の茂み
L’étang reflète,
Profond miroir,
La silhouette
Du saule noir
Où le vent pleure.
Rêvons, c’est l’heure.
池が映し出す。
奥深い鏡のように
(黒柳の)影を
黒柳の
風がざわめくところにある
夢を見よう、今がその時だ。
池には、奥深い鏡のように、風にざわめく黒柳の影が映し出されている。夢を見よう、今がその時だ。
Saule noir…低木の黒柳 Salix myrsinifolia(ユーラシア大陸の黒柳)のこと。Saule noir(北米の黒柳)とは違うっぽい。
Un vaste et tendre
Apaisement
Semble descendre
Du firmament
Que l’astre irise.
C’est l’heure exquise.
広大で優しい
慰めが
空から降ってくるようだ。
大空から
星が照らす
まさに至高の時だ。
星が照らす大空から、広大で優しい慰めが降ってくるようだ。まさに至高の時だ。